Zoomで一杯会
新型コロナウィルスが世界的に流行し、日本国内でも緊迫した状況が続いている。私の住む静岡県焼津市は、都市と比べるとまだまだ平和...と思っていた。けれど、隣の静岡市でも感染者は増えているし、もはや田舎だからと言って油断はできない。
3月、コロナ騒ぎで息子の幼稚園生活は突然に、いとも呆気なく終わってしまった。10日も早く春休みに突入してどうなるかとドキドキしたものの、短縮版ながらなんとか卒園式は行われ、感動の涙を流すことができた。日々悪化していく状況をニュースで見ながら心配していたが、先週には小学校の入学式も(やはり短縮版で)無事行われた。ただし、入学式の翌日からは休校となってしまったが。今の状況からしたら当たり前だろうし、親としてもその方が安心といえば安心なのは確かだ。
ただ、外出するのが大好きな私は思うようにお出かけができないのがちょっとツライ。近くの公園へ散歩がてら遊びに行くことはあるものの、ひとり息子と家で遊ぶ時間が増え、息子も母も退屈することしばしば(いや、母はそれなりにやる事があるんだけどね、させてもらえない、笑)。せっかくだから思いっきり家で遊ぼう!と思うんだけど、アイデアが底をついてきちゃう、というか。かといってYouTube三昧の日々は避けたい。
まだまだ日本は緩やかだけど、感染が大変なことになっていて外出規制が厳しいニューヨークの友人達はどうしてる???なんて考えていたらタイミングよくZoomアプリでバーチャルに集まろう!というのが流行り出した。早速お誘いが来て、ニューヨーク時代の仲間たちと久しぶりに顔をあわせることができた。夜のニューヨーク組と昼の日本組。ニューヨーク時代、実際に誰かのアパートや公園で集っていたのはもう何年も前の話だけれど、まさかこんな形で再会する日が来るとは!子供達は珍しそうにスクリーンを覗き込み、他の子供を見つけてはぬいぐるみの見せ合いなど始まるし、それぞれが好きな飲み物を片手にバーチャル一杯会を楽しむことができた。これはこれで楽しいよね。
更に、ニューヨーク組以外にも、カリフォルニアや他の州、更にはヨーロッパと、「ニューヨークで出会ったが各地に引っ越した組」とのZoom会も実現した。うちの夫はダラスから参加なので、日本、ダラス、そして3つ目のロケーションと時間の調整が案外大変だったりする。けれども、長いことご無沙汰している世界中の友人達とこうしてお互いを心配しあったり励ましあったりできるのは素敵なことだと思う。
ロックダウンや外出自粛の状況下では、バーチャルでも人とコミュニケーションをとることができるのはメンタル面でプラスになる。特に、「仕事ばかりの日々」と「妻子と離れた寂しさ」を吹っ切ろうとスポーツジム通いを始めた矢先に在宅勤務が始まり外出すらままならなくなってしまった夫のような人たちにとっては救世主のようなものではないだろうか。オクラホマ・シティの友人夫婦はZoomの背景画面をバーに設定して登場、繋がった途端に大爆笑となり会話も盛り上がった。
皆さん、手洗い・マスクをしっかりとして予防しましょう。Be safe!