“Deciding what not to do is as important as deciding what to do.” ― Steve Jobs
今年は緊急事態宣言の発令を受けて息子の夏休みが一週間ほど延長された。息子が長期の休みに入ると私の昼の生活スタイルは母としての割合がぐーんと増える「共生モード」に入り、その影響で夜もグッタリ…。共生モード中の生活も楽しくて好きなんだけど、とにかく物事ははかどらない、笑。「これ、やっちゃいたいな」というのがどんどん後回しにされていく。そして学校が再スタートすると、そういう「やっちゃいたかった」物事をこなすリハビリ期間みたいなのを経てもとの生活モードに戻っていく。そしてまたすぐ長期休暇、笑。
人生は目まぐるしい。家事・育児・介護に奔走していると、職場での日々を思い出す。仕事が忙しくてロックフェラーセンターの地下道を観光客の間をぬって早足で歩いたニューヨーク時代とオーバーラップする時がある。よく夫から
「自分で忙しくしてる」
と言われ、自分でもそうなんだろうなと思う。
“Deciding what not to do is as important as deciding what to do.(何をしないか決めるのは何をするか決めるのと同じくらい大切なことだ。)”という、スティーブ・ジョブズ氏の言葉。若い頃はいくらでもあると(無意識に)思っていた時間というものが、そうではないということがわかるようになってきたお年頃の私にとっては心に響く。
本当に必要な事だけをして、本当に必要な物だけ持って、シンプルに生きるっていいよな、とつくづく思う。プロジェクトを数多く抱えればそれだけ労力を使うし、所有物が多ければそれだけメンテナンスに時間がかかるわけで。
ただ。「多分必要じゃないけど、人生を豊かにする上で決して無駄ではない」物事というのも存在する。特に家族というグループで共生している場合、その分野に該当する物事が結構あったりする。それはそれでいいのだと思う。ストイックすぎる生活を小学2年生と送っていたらそりゃストレスもたまるだろうし、子育てや介護をする上では効率が最優先という訳ではないから。
さて、次回の息子の長期休暇は冬休み。今年も夫が “come home” する。それまでに「やっちゃいたい」リストをどこまで消化できるか?Jobs氏の言葉を念頭において過ごそうと思う。ベランダの掃除って必要よね?(笑)
今、イチバン欲しいモノ!これは無駄ではないはずだ。 ☟