自分で選んだ道

どこでどういう風に生きるか、これまでのところ自分で選んできたから後悔は一切ない。とはいえ、ニューヨーク時代を懐かしく思い出す事は多々ある。

自由気ままに、そして色々忙しくしているのが好きな性分の私。ニューヨークのバイブは自分にあっていてとてもよかった。

私が生まれ育ち現在住んでいる静岡県焼津市は気候も穏やかで住み易い、バイブという意味ではニューヨークと比べると非常に緩やかなところだ。帰国後しばらくは逆カルチャーショックみたいなのがあって慣れるまでにかなりの時間がかかった。そもそもなんで焼津を出たのに帰ってきたのかという、また振り出しに戻ったような感覚もあった。

そう、どうしてわざわざ帰ってきたのか。その理由はしっかりとある。まず、年をとってきた親の近くにいたかった。祖父母と同居して育った私はおじいちゃんおばあちゃんが大好きだったし、祖父母は親とはまた違う愛情を注いでくれた。息子にもそういう環境で育って欲しかったしお年寄りや家族を大事にする子になって欲しかった。次に息子の教育を考えた時、特に初等教育は日本がいいと思った。更に、もともと音楽ビジネスの勉強をして業界で働いていたが引越し直前は違う業界にいて、もうどうしてもニューヨークにいなくてはならない理由がなかった。そして迷う気持ちいっぱいだった私の背中を主人がポンと押してくれた。今のご時世にこうして家族の近くにいながら子育てに十分な時間を使える贅沢。ありがたい。世の中便利になって今では世界中に散らばっている大好きな友達ともソーシャルメディアなんかで繋がっていられる。

考えてみると花の女子大生時代に過ごした、人口150人に満たないノースカロライナのど田舎生活もとても楽しかった。いつも家族や友達やホストファミリーが支えてくれたからというのも大きいが。結局のところ、自分で選べばそれがどんな環境でもブーブーいう事なく楽しく充実した生活を送れるものなのだと思う。


楽しく充実した生活にはいい音楽が欠かせません☺︎☟

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