ホリデーシーズン その1
私が渡米した2000年にはまだまだ日本国内で知る人が少なかったハロウィーン。今ではすっかり定着したようだ。今年は昨年に引き続き、息子と焼津市のハロウィーンパレードに参加した。クリエイティブで手の込んだもの、仮装を誇らしげに可愛く着こなす子供たち、そして子供らが本気で怖がるものまで、参加者の皆さんのクオリティの高い仮装には大いに楽しませてもらった。私と息子はというと、アイアンマンにスーパーウーマンの衣装に身を包み、息子のお友達やそのママさんたちとアメリカン・ヒーローズになり切って審査員の前でポーズ!…打ち合わせをしていないのがバレバレのまとまりのなさで写真におさまったが、これもいい思い出だ。
さてハロウィーンも終わったし、玄関ドアの飾りを片付けるか、と(自称)傑作の撤収に取り掛かった。今年は去年作りたくて断念した、「ホウキに乗ったままドアに突っ込んでしまった魔女」に挑戦して、見事に家族・友人たちから「コワイ」とお褒め(?)の言葉頂いたので、ちょっと取り外してしまうのは寂しい気がした。飾ったばかりの時に姉から
「まだハロウィーンを知らないお年寄りなんかが通ったらビックリしてひっくり返っちゃうかもじゃん。なんか可愛い要素を入れなよー。」
というアドバイスがあったので、マントにジャックオランタンのアップリケも入れてみたけれど、確かにふと見てアレがドアに張り付いていたら一瞬ドキッとするかもね。因みに飾りがあった期間中、我が家の前の道から驚きの声が聞こえたことも腰を抜かしている人を見たこともなかったので、うちのご近所さんの間ではちゃんとハロウィーンが定着しているのだろう。
撤収作業が終わると、もと通りになった玄関ドアが何だか物足りなく見えてくる。今年は暖かいしまだかぼちゃの置物は玄関先にあってもいいかな、でもドアに紅葉でもあるといいんじゃないかと思いお店に出かけた。そして店に入るなり度肝を抜かれてしまった。店内が早くもクリスマス一色になっているではないか。まだ11月が始まったばかりだぞ!
考えてみると、日本にはアメリカのように11月末に祝う収穫祭(Thanksgiving)がない。だからいきなりクリスマスなのか!物凄い違和感だ。もう一回言っちゃうけど、まだ11月頭だよ。クリスマスといえば雪が深々とふりつもる(ここ焼津は降らないが)年末の行事ではないか。まだ一年の幕を閉じられては困るのさ。
…と、内心ではショックなのに後で来て売り切れていたらと考えるとついつい「超」早いクリスマスショッピングを楽しんでしまう私なのだった。店の罠にまんまとハマってしまった、とほほ。
コスチュームを着てテンションアップ!